赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?

赤ちゃんは生後何か月で飛行機に乗れる

生まれて間もない赤ちゃんを飛行機に乗せる機会は少ないと思いますが、赤ちゃんは生後何日目から飛行機に乗ることができるのでしょうか。家族の事情など、やむを得ないケースもあるかと思いますが、「生まれてすぐでもパスポートがいるの?」「座席や料金はどうなるの?」など、ここでは赤ちゃんの飛行機事情をご紹介いたします。

多くの航空会社では生後8日目以降なら飛行機に乗ることができる

多くの航空会社では、国内線・国際線を問わず、生後8日目からであれば飛行機に乗ることができます。(ただし、保育器に入っている場合や、医療機器を取り付けているような場合を除く)

一般的に子供が生まれると、産婦人科などの病院で1週間程度は母子ともに入院して過ごすことになりますので、退院と同時に飛行機に乗せることは可能と言えば可能です。

しかし緊急時を除いては、新生児を飛行機に乗せるのはあまりおすすめできません。ルール上乗せることはできますが、免疫力やストレス、体力の弱さなどリスクも大きいためです。

生後8日目以降の赤ちゃんなら飛行機に乗れる

最低でも1ヶ月を経過してから飛行機に乗せるようにしましょう。

海外へ行くのなら赤ちゃんでもパスポートが必要

海外旅行や国際結婚、仕事などで外国へ赤ちゃんを連れていく場合は、たとえ新生児でもパスポートが必要になります。パスポートの申請には戸籍謄本などが必要になりますから、出生届を先に届け出ることが条件です。一般的には出生届を提出してから戸籍に登録されるまで1週間、パスポートを申請してから取得できるまで1~2週間程度かかりますから、海外へ行く場合は最短でも生まれてから約3週間はかかる計算になります。

手続きの書類集めもそうですが、一筋縄でいかないのが証明写真の撮影。新生児は首が座っていないですし、起きている時間も少ないので写真を撮るのも大変です。

近いうちに海外へ行く予定があるのなら、早めにパスポート申請を行いましょう。

赤ちゃんでもパスポートが必要

赤ちゃんは子供扱いになるので、5年のパスポートしか取れません。

赤ちゃんの座席や飛行機の運賃は?

では赤ちゃんの座席や飛行機の運賃はどのようになっているのでしょうか。

親と一緒の席に座る場合

親と一緒の席に座ることができるのは、生後8日から1歳です。この場合は席は1つなので大人運賃の10%程度の料金が加算だけで済みます。基本的に親は子供を抱っこして座席に座ることになります。

0~1歳は大人の10%料金で飛行機に乗れる

親と別々の席に座る場合

2歳を過ぎると、必ず親とは別の座席を取らなければなりません。「2歳だけどまだ小さいから、膝の上に乗せて飛行機に乗せる」ということはできません。(国際線の場合)

別の座席になると運賃も大幅に上がり、大人料金の約75%の運賃がかかります。2歳から11歳までは小児料金が適用されます。

2~11歳は大人の約75%で飛行機に乗れる

フライト時間の短い国内線の場合は、2歳児でも抱っこで親と同じ座席に座らせることができたり、航空会社によっては料金も無料であったりもします。更に小児料金でも大人運賃の50%程度で済む場合もあります。航空会社や行先などによっても変動しますので、チケット購入の際にご確認ください。

赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?まとめ

  • 多くの航空会社では生後8日目から飛行機に乗れる
  • リスクもあるので生後1ヶ月が経過してから乗せるのがよい
  • 海外へ行くのなら赤ちゃんでもパスポートは必要
  • 出生届の登録やパスポートの手続きなど、最低でも2~3週間は必要
  • 0歳~1歳の子供は、大人の膝に乗せることで大人の約10%ほどの運賃が必要
  • 2歳~11歳の子供は、座席が一人分必要なので大人の約75%ほどの運賃が必要
  • 国内線は膝乗せが2歳までOKであったり、運賃が無料になることもある

国内線・国際線を含め、多くの航空会社では生後8日目以降の赤ちゃんなら飛行機にのせることができます。しかし、緊急時を除いては生後1ヵ月を経過してから乗せるのが望ましいと言えるでしょう。上記を参考に赤ちゃんと飛行機に乗る準備をはじめてください。