海外旅行者の盗難被害が多い国

観光客や外国人を狙った盗難被害は、日本を含めてどこの国でも少なからず発生しています。
盗難が多い国といえば「発展途上国」や「治安の悪い国」を真っ先に思い浮かべるとは思いますが、実際にはアメリカやヨーロッパなどの先進国でも盗難は多発しています。ここでは盗難被害の多い国をご紹介したいと思います。

ヨーロッパはスリ・置き引き大国

ヨーロッパは、人気の海外旅行先でもある一方、観光客の盗難被害がとても多い地域で知られています。傷害や殺人事件などは少ないので、渡航情報にも特に問題がない地域ですが。とにかく盗難被害が多いので注意してください。

ヨーロッパは全体的にスリや置き引きの被害が多く、観光客だけでなく、地元の人でもよく物を盗まれるそうです。日本よりもはるかに危険なので、くれぐれも荷物は注意してください。

特にどの国がというわけでもなく、ヨーロッパ全体で盗難被害が多発しています。地方よりは都市部で多く、レストランやお店、バスや列車の車内など、人がたくさんいて注意力が散漫になる時ほど注意が必要です。

とにかく、「ヨーロッパ旅行」は気を引き締めてください。

そのほか窃盗被害の多い国

中国

国名を聞いてなんとなくイメージでわかるかと思いますが、中国では「盗られるほうが悪い」という考え方です。特にポケットに入れているものをよく盗まれるので、日本のようにジーンズの後ろのポケットに財布を入れて歩く…なんてことは絶対にしないようにしましょう。

アメリカ

アメリカもヨーロッパと並ぶ盗難王国です。財布などよりスマートフォンやカメラなどが要注意。ちょっと目を離した隙にやられてしまいますので、食事や休憩中などは注意しましょう。

メキシコ

メキシコは犯罪発生率が高く、スリや置き引きはもちろん、ひったくりなどの被害も多発しています。バッグやリュックを肌身離さず持っていても、刃物で外側を破られて盗まれたというケースもあるので、貴重品は服の裏側に入れておくなど入念な防犯対策が必要です。

カナダ・ニュージーランド・オーストラリア

あまり犯罪とは縁がなさそうな国ばかりですが、外国人を狙ったスリや置き引き被害は多くなっています。アメリカ同様スマートフォンやカメラが狙われやすいので注意してください。

日本のスリや置き引きの犯罪発生率は、外国と比べるととても低いため、どうしても日本を基準に考えると、上記の国以外でも被害に遭う可能性は高くなります。海外旅行に行ったら、「ここは日本ではない」という感覚を常に身につけ、常に荷物からは目を離さないように注意してください。

どんなものが狙われやすい?

それでは、どんなものが実際に狙われるのでしょうか?財布やバッグだけだと思っているかもしれませんが、家電製品なども要注意です。

バッグ・リュック類

こんな大きいものがと思いますが取られるものの代表格です。ちょっと置いて目を離した隙に置き引きされるのがよくあるケースです。飲食店・移動手段の中などでは常に見える場所へ。

財布

財布も盗まれることが多いアイテムです。バッグの中から抜き取られたり、リュックに背負っている内に切られて抜き取られることもあるので、時間が経ってから盗まれるのに気付くことも。カード現金が全滅で大変な目に遭うので注意してください。

スマートフォン(iphoneなど)

最近海外で被害が多発しているのが、スマートフォンの盗難です。特に新しいiphoneなどが標的となっており、ポケットの後ろに入れておいて抜き取られる被害が多いようです。また強引にひったくられることもあるので、人前でスマートフォンを見せびらかすのは控えましょう。

高級カメラ(一眼レフなど)

カメラも高級タイプを中心に置き引きの被害が報告されています。カメラバッグごと盗まれることもありますが、ちょっと休憩中に、横に置いておいたらなくなっていた話も聞かれます。カメラは首にかけるなりして防犯しましょう。

海外旅行者の盗難被害が多い国まとめ

  • ヨーロッパは窃盗大国、気を引き締めよう
  • 犯罪発生率が高い国ほど、窃盗被害も多い
  • 日本と比べるとどこの国でも窃盗に遭う確率は上がる
  • バッグや財布はもちろん、家電製品も要注意

極論から言いますと「海外旅行=窃盗被害の可能性が上がる」と思えばよいでしょう。特にヨーロッパは要注意、アメリカやメキシコなど犯罪率が高い国は、相対的にスリ被害も多いです。どこの国においても、普段から荷物には目を離さないことが大切です。