旅行会社に申し込んだツアーや食事でもチップが必要？

個人旅行でアメリカなどチップが必要な国へ行ったときは、ツアーガイドやレストラン、ホテルなどでその都度チップを渡さなければなりませんが、あからじめ旅行会社でフルサービスの旅行ツアーを申し込んだときには、チップの支払いをどのようにすればよいのでしょうか。

ここでは食事やツアー観光を込みで旅行会社へ申し込んだ際のチップの支払いについてご紹介いたします。

添乗員が同行するパッケージツアーの場合は、基本的にチップ不要

日本から添乗員が同行するようなパッケージツアー。いわゆる大人数がぞろぞろ歩いて移動、観光するような団体旅行形態であれば、基本的に個人的なチップの支払いは不要です。

現地空港からホテルの送迎、ホテルでのチェックイン業務やスーツケースの移動、レストランでの食事の手配、観光地への移動などもすべて添乗員さんがやってくれますので、私たちが直接サービスマンと関わる機会がないからです。

自由行動がなく、食事や移動、観光のスケジュールがあらかじめ決まっているようなツアーでは、お金をやり取りすることもありませんので、チップを支払うことはほとんどないでしょう。

もちろんよほど特別なお願いをしてもらわない限り、添乗員（通常は日本人）にチップを渡す必要もありません。

唯一チップを支払う機会と言えば、部屋のベッドメイキング時でしょうか、チェックアウト時や朝部屋を出る際に相場のチップを置いておくとよいでしょう。

添乗員が同行しないフリープランの場合は事前に確認しておく

添乗員が同行しない場合は、基本的に自分で移動することになります。空港からホテルへの送迎バスやリムジンタクシーなどを手配してもらっている場合もあり、現地の旅行スタッフがお手伝いしてくれることもあります。

ホテルのチェックインも自分で行うケースもあれば、旅行スタッフがチェックインまでの手続きをしてくれることもあり、ホテルスタッフへのチップの支払いはケースバイケースと言えます。

もちろんフリープランで個人的に行きたいレストランやバーへ行けば一対一でのやり取りになりますから、チップが必要になります。

また旅程の一部に食事が入っている（食事代が組み込まれている）場合は、そのレストランに対してはチップが不要ですが、有料のお酒などを注文した場合は、追加料金にチップを上乗せした支払わなければならないこともありますし、そのレストランまで送迎してもらう運転手にはチップを支払わなければならないこともあります。

添乗員が同行しない旅行については、旅程を1つ1つ確認しながら、どのようなケースでチップが必要なのかを旅行会社に確認してみるとよいでしょう。

旅行会社主催のオプショナルツアーはチップ不要が多い

旅行会社主催のオプショナルツアー、例えばフリープランの一部を、旅行会社のカタログから任意のオプショナルツアーを選ぶような形態では、基本的にチップ代（サービス料）が込みになっていることが多いので、別途運転手やツアーガイドにチップの支払いは不要です。

ただし、相手に迷惑をかけてしまったり、特別なことをお願いした（例えば現地に忘れものをして取に帰ったなど）場合は個人的にチップを渡すことはあります。

現地の旅行デスク（ホテルなどに常駐している）で申し込むオプショナルツアーの場合は、チップ代込みの場合もあれば、現地の相場に合わせたチップを支払わなければならない場合があります。

これもケースバイケースなので、オプショナルツアーを申し込む段階でチップが必要か不要かを確認しておくとよいでしょう。現地の旅行デスクであれば、そういった質問も日常的に受けているはずなので、必要かどうかや相場も教えてくれると思います。

また現地で個人的にオプショナルツアー専門会社に行って申し込む場合は、ツアーガイドや運転手にチップを支払う必要があります。

チップの支払いが不安ならフルパッケージプランを申し込もう

チップ事情はわかっているけれど、とにかく慣れない初心者にとってはチップのことが気になって、料理やツアーもなかなか楽しめないことでしょう。

そういったチップの支払いが煩わしいときは、添乗員が同行するフルパッケージプランを申し込むとよいでしょう。団体旅行のような感じになり、自由度は個人旅行に比べると低くなりますが、食事にレストランを探す手間もなく、観光地への移動も勝手に連れて行ってくれます。

チップはもちろん、ショッピング以外に外国人相手にやり取りすることもないので、安心して海外旅行を楽しめるのではないでしょうか。

旅行会社に申し込んだツアーや食事でもチップが必要？まとめ

個人旅行とは違い、旅行会社を通すツアーではチップを支払う機会も少なくなります。特に添乗員が同行するフルパッケージツアーであれば、ほとんどチップを支払うことはないと思います。一部フリープランを計画している人は、どんなシーンでチップの支払いが必要か、事前にチェックしておくことでスムーズに海外旅行が楽しめるのではないでしょうか。