海外旅行の一般的な食事マナー

海外といえども、その地域によってかなり食事スタイルが変わってきますが、私たちが一般的に欧米へ海外旅行へ行った場合の食事マナーや注意点についてご紹介いたします。
普段から日本スタイルが染みついていると、知らない間にマナー違反をしているかもしれません。ここでは日本人がついうっかりやってしまいそうな食事マナー違反についてご紹介いたします。

食事のときの注意点全般
海外旅行の一般的な食事マナーまとめ

食事のときの注意点全般

テーブルマナーはそのレストランのスタイルや国によって違ってきますのでここでは説明しません。フォークやナイフの使い方については「テーブルマナー・料理」で検索するとよいでしょう。ここでは一般的な食事での注意点をご紹介いたします。

食事中の音は出さない

食事中の音のマナーは基本中の基本、欧米人がレストランで最も不快と感じるのが、ズルズルすすったりする音だそうです。
日本人は味噌汁・スープ・ラーメンやうどんなどを食べるとき、当たり前のようにズルズルっと音を立てて食べますよね。しかし何も考えないと海外のレストランでも無意識にやってしまいがちなマナー違反です。

レストランで大っぴらにゲップやオナラをしている人を見ると、とんでもなく不快に思いますよね。欧米人から見ると、ズルズル音を立てて食べている人を見ると、同じくらい不快に思うそうです。

スープをスプーンで飲む際も、ついつい空気を一緒に音を立てて飲んでしまいがちですが、意識して音を出さないようにしましょう。それからパスタも要注意です。麺と同じく最後の一口をついズルッといってしまいそうになります。

とにかく音を出すのは日本へ帰ってくるまで我慢していただいて、できるだけ音をたてないように食事をすることが大切です。

お冷は出てこない

日本ならレストランをはじめとするさまざまな飲食店で、テーブルに座るとお冷やお茶が出てきます。おかわりは自由で、何杯飲んでも無料です。

しかし、海外では無料でお冷やお茶が出てくることはありません、お水を頼むと「ミネラルウオーター」が出されて、しっかりとお金がかかります。

しかも、欧米では結構お値段も高めです。それならジュースやお酒などを頼んでしまった方がいいかもしれません。お冷も有料ということをお忘れなく。

食器を持たない

日本ではお茶碗や汁物などは、持ちながら食器を口につけて頂きますが、欧米では食器を持って食べるのはマナー違反です。空いている手を食器に添えるのもあまりよくないので、食器類には触らない方が賢明です。

ついつい底に残ったものをスプーンで口にかきこみたくなりますが、牛丼のような食べ方も欧米ではもちろんやってはいけません。

お酒などは自分でつがない

日本だと、ついつい接待ビールの感覚で、まあまあどうぞどうぞと自分からお酒を注いだりするものですが、欧米ではお酒を注いだりするのもウェイターのお仕事です。ワインが減ってくると継ぎにやってきてくれます。

いつまでたってもウエイターが来なかったり、とても忙しそうな場合以外は自分で継がないように注意しましょう。

ビュッフェ＝食べ放題と勘違いしない

海外のホテルの朝食は「ビュッフェ・ブレックファースト」と呼ばれ、いわゆる食べ放題スタイルになっていることが多いのですが、日本の「バイキング」のような感覚で料理を食べると大恥をかくことになります。

セルフサービスでのコース料理をいただくという意識を持ち、オードブル・スープ・メイン・デザートのような順で食事を楽しみます。いきなり肉料理を持ってきたり、テーブルにすべての料理を並べてから食べるようなことはしないようにしましょう。また、一度使ったお皿を再利用したり、料理を残したまま次の料理を取りに行くこともしてはいけません。