海外旅行当日は、自宅から空港まで移動することになりますが、みなさんはどのような交通手段で空港へ向かいますか?空港へのアクセス方法はさまざまな方法がありますが、ここでは各交通手段のメリットやデメリットなどを中心に、空港への行き方についてご紹介したいと思います。
鉄道
空港へのアクセスで利用者が多いのが鉄道の利用です。多くの空港は鉄道が直接乗り入れているため、主要駅からのアクセスがしやすく、直通列車も豊富にあるため、比較的手軽に利用できる交通手段です。
鉄道を利用するメリット
- ダイヤが安定しており、時間通りに空港に着くことができる
- 特急などの列車を使えば、都市部から早くアクセスができる
- 運転間隔が短いので、行きたい時間帯に合わせやすい
- 料金が比較的安い
鉄道を利用するデメリット
- 大きいスーツケースなどがあると、乗り換えや混雑時に大変
- 地方からのアクセスだと、時間と手間がかかる
- 人身事故など大きなトラブルがあると、致命的な遅刻につながる
- 深夜帯や早朝は動いていない
鉄道移動のメリットとしては早くて時間に正確なことですが、大きな荷物を持ちながらホームを移動するのは大変です。出発時間が朝から日中に限られ、荷物が少ない人におすすめと言える移動手段ですね。
バス
空港へは鉄道のほかにバスが乗り入れており、路線バスはもちろん、近隣の地方都市やホテルなどと直通しているリムジンバスやシャトルバス、高速バスなどがあります。トイレがついていたり、荷物を貨物スペースに預けられたりとサービス性が向上しているバスもあります。
バスを利用するメリット
- 地方都市や主要駅から空港へ直通するため、面倒な乗り換えが少ない
- バスによっては早朝や深夜便もある
- 運行管理されているため、ある程度の交通障害には対応可能
- 電車のように駅でバタバタする必要がないので、比較的ゆっくりできる
バスを利用するデメリット
- 運賃が中途半端に高い
- 近距離でも停留所などの関係で時間がかかる
- 交通状態によって到着時間に誤差が出やすい
リムジンバスやシャトルバスはご自分の住んでいる町から空港へ直通するバスがあれば、とても便利と言えます。しかし価格が電車に比べると高く、所要時間にばらつきがありますので、利用する場合は時間に余裕を持って乗るようにするといいでしょう。
タクシー
タクシーは駅や地方都市からのアクセスに優れており、予約をしておけば家に迎えに来てくれるサービスもあります。出発ロビー前で降ろしてくれますので、降りた後も楽ちんです。
タクシーを利用するメリット
- 予約をしておけば時間を気にせず24時間空港へ向かうことができる
- 貸し切りなので回りに気を遣わず、リラックスして空港へ行くことができる
タクシーを利用するデメリット
- 運賃が公共交通の中では最も高い
- 交通状態に左右されやすいため、渋滞にハマると遅刻する可能性も
- 流しのタクシーを探すとなかなか見つからない可能性もある
タクシーは価格が最も高いものの、快適に空港まで向かうことができると言えます。自宅から空港が近い場合や、空港近くの主要駅から乗り換えが面倒な場合などにおすすめです。
自家用車(マイカー)
地方に住む人で公共交通機関での移動が困難な場合や、自宅から自分のペースで空港へ向かいたい方はマイカーで空港へ向かう方法もあります。
マイカーを利用するメリット
- 自宅から空港まで好きなプランで向かうことができる
- 乗り換えや徒歩での移動がなく、大きな荷物があっても楽
- 乗る人数が多ければ公共交通機関より割安になる場合が多い
マイカーを利用するデメリット
- 事故や自然渋滞などに交通規制にひっかかる可能性がある
- 長期間の旅行になると、駐車代などが割高になってしまうケースもある
- 自分で運転しなければならないので、疲労がたまってしまう
マイカーの場合は、好きなように家から空港まで向かうことができますが、長時間の場合は旅行前から疲れを貯めることになるので注意しなければなりません。また、多くの空港には駐車場が併設されていますが、長期にわたって停める際は駐車料金が高くなる場合もあります。事前に確認しておきましょう。
フライト時間のどれくらい前に空港に着けばいいの?
飛行機は電車のように駆け込み搭乗などできませんから、フライト時間ギリギリに着くようなプランではいけません。
特に海外へ向かう国際線はすることが多く、最初にチェックインと預け荷物の手続き、続いて出国手続きに安全検査、最後に搭乗手続きなどたくさんのことをこなす必要があります。
国際線の場合は、出発時間(フライト時間)の2~3時間前にチェックインカウンターがオープンしますので、チェックインカウンターがオープンする前に到着しておくのが理想です。例えば、フライト時間が午前11時であれば、チェックインカウンターは午前9時(場合によっては8時)にオープンしますから、午前9時までには空港に到着しておくと安心です。
プランを立てるときには「ちょっと早すぎるかな」と思うくらいがちょうどいいと言えます。自宅から空港までの道中は何があるか分かりませんし、空港に早く着いてしまえば、カフェなどで少し時間を潰してしまえば問題ありません。できるだけ余裕を持って空港に到着しましょう。
不安なら空港付近に前泊する方法も視野に入れましょう
例えば、自宅から空港までとても時間がかかる人や、早朝のフライトで、始発の電車に乗ってもギリギリというケースもあります。スケジュール的に難しい場合や、余裕を持っておきたい人は空港やその近くに前日に現地入りし、ホテルなどで一泊すれば安心です。
早朝や深夜のフライトは比較的価格が安いチケットが多いので、後先考えずにチケットを買ってしまうと、後になって「こんな時間にどうやって空港へ行けばいいの?」と泣いてしまうケースもあります。空港へ向かう手段や時間もしっかり確認しておきましょう。
空港の行き方まとめ
- 電車は安くて速いが、荷物が多いと乗り降りや乗り換えで疲れる
- バスは地方都市や地方駅のアクセスが便利
- タクシーは割高だが快適に空港まで行くことができる
- マイカーで行く場合は駐車場の有無や料金に注意
- いずれの方法も交通障害によって時間通り到着しない場合も
- 空港にはフライト時間の3時間前には到着するつもりで
- 空港近くのホテルに前泊しておくと安心
空港へのアクセス方法はさまざまですが、肝心なのは「遅刻しない」ということです。予定の飛行機に乗れなかったら元も子もありませんから、余裕をもったスケジュールで行動することが大切です。上記を参考に空港へのアクセス方法を考えてみてください。