飛行機内での赤ちゃんの泣き・ぐずり対策

赤ちゃんを連れて飛行機に乗る際、とても心配になるのは、泣いたりぐずったりする周囲の目ではないでしょうか。普段は大人しいのに、こんな時に限って大泣きし、あやしても何もしても泣き止まない・・・なんてことはないでしょうか。また、初めて飛行機に乗るときにはとても心配になりますよね。ここでは飛行機内での赤ちゃんの泣き・ぐずり対策についてご案内していきたいと思います。

フライト前に赤ちゃんを疲れさせることが大切

理想としては飛行機の中でスヤスヤと赤ちゃんが眠ってくれるのが一番です。

そのためにも待合ロビーでは赤ちゃんがぐずっていても起こしていたほうが理想です。搭乗前にぐっすり眠ってしまうと、飛行機に乗った時に目がさえて、寝るものも寝なくなっちゃいます。

フライト前には赤ちゃんを遊ばせる

ロビーなら少々機嫌が悪くても、周りも騒がしいのでどうってことありません、飛行機内で疲れて寝てしまうように、フライト前には寝かさなことが基本です。特に長時間フライトの場合は、事前のお昼寝をやめさせたりすることで、眠気を貯めておくとよいでしょう。そのためにも待合ロビーなどではしっかりと子供と遊んであげましょう。

1~2歳のお子様であれば、ロビー内を探検しながら歩かせることが大切。パパやママはゆっくりロビーでくつろぎたいところですが、飛行機内でぐっすり寝てもらうためにも頑張りましょう。

低月齢の赤ちゃんはフライト前に生理的欲求を満たしておく

低月齢(3ヶ月未満)の赤ちゃんは、ミルク(おっぱい)・オムツ・暑い寒いなどの生理的欲求のでぐずったり、泣いたりします。フライト前にはこれらの欲求をできるだけ満たしておくようにすることで、泣いたりぐずったりする時間を遅らすことができます。

フライト前にはミルク・おむつ・着替えの準備を

1~2歳のお子様であれば、フライト前にしっかり食事をさせてお腹いっぱいにさせておくと、飛行機に乗ってから寝てくれる可能性も高まります。

座席に着いたら周りに挨拶しておくとよい

どれだけパパママが頑張って気を遣っていても、子供は泣いたり機嫌が悪くなってしまうものです。周りの客も「騒がしいな」と感じるはずですが、何とかして子供を泣き止まそうと努力している姿が見れれば、仕方ないと許してもらえるものです。

飛行機の座席で泣くあかちゃん

搭乗して座席に座ったら、前後左右の搭乗客に「すみません、子供が泣いたり騒いだりするかもしれません、ご迷惑をおかけします」などと一言いっておけば、周りからの印象の間違いなく変わります。特に前の座席は子供がキックしてしまう可能性が特に高いので、「振動させるかもしれませんが・・・」と言っておけば完璧です。外国人の場合は難しいと思いますが、周りが日本人であれば、一言お詫びしておくとよいでしょう。

また、子供が泣き出してどうしようもない時は、申しわけなさそうに「すみません」と周りに声をかけておくとより効果的です。

一番酷いパターンとしては、子供が大泣きしているのに完全に放置して、悪びれた様子もない親ですが、たまに見かけます。周りから見れば最悪ですね。何かあった時の予防線を張っておくのはとても大切です。

おもちゃや絵本などを準備しておく

おもちゃや絵本などは子供が夢中になるアイテムです。普段からよく遊ぶお気に入りのおもちゃはもちろんですが、新しいおもちゃをいくつか用意しておき、ぐずってきたらそれを見せて遊ばせておきましょう。おもちゃは下に落とすと拾いにくいので、落ちてもいいようにヒモなどにつなげてバッグに結んでおくといいですね 。

飽きないようにおもちゃを飛行機の中に準備する

おもちゃは小さいものを複数用意しておくとよいでしょう。また薄くて小さい絵本などもいくつか準備しておくのもよい方法です。
日本系の航空会社であれば、飛行機内におもちゃや絵本を備えている場合もあります。特にJALやANAなど、日系の航空会社は、赤ちゃん連れのサービスには強いと言われています。ぐずったり泣き出したりすれば、周りの乗務員も気にかけてくれますし、おもちゃや絵本などを貸出ししてくれる場合もあります。

タブレットなどで動画やアニメを見せる

1歳くらいになったお子様からには有効な方法ですが、タブレット端末などがあれば、アニメや子供向け番組、または子供向けのアプリで遊ばせるなどしてあげましょう。おもちゃと併用し、飽きたら画面を見せ、また飽きたらおもちゃという感じに、ローテーションさせるといいでしょう。

おっぱいを吸わせる

低月齢の赤ちゃんなら、おっぱいを吸わせるだけでもかなり落ち着きます。そのまま吸わせておけば、寝てしまうこともあるので、ママのおっぱいは強い味方ですね。

飛行機で赤ちゃんにおっぱいをあげる

しかし授乳は座席でしかできないので、周りから見られないような対策が必要です。

バシネット(ベビーベッド)を使わせてもらう

飛行機によっては、「バシネット」と呼ばれるベビーベッドが使える場合があります。一般的には先に予約しておきますが、ぐずった場合はそこに寝かせてあげることが可能です。
飛行機の中は程よい振動があるため、普段立ってユラユラしていないと泣く赤ちゃんでも、そのまま寝てしまうことも多いようです。(車に乗せると寝てしまうようなパターンですね)

バシネットは飛行機が上空で安定飛行に入った時でないと使えないので、フライト時間が短いとあまり意味がありませんが、長距離の場合は強い味方になりますね。

フライト時間を赤ちゃんが普段寝る時間帯に合わせる

例えば、お昼寝など決まった時間に赤ちゃんが寝るのであれば、その時間帯に合わせた便を選ぶのも効果的です。夜ぐっすり寝る赤ちゃんなら、深夜便なら寝てくれる可能性も十分あるでしょう。
しかし、環境が普段とは違い変わってしまうので、赤ちゃんによっては寝られないかもしれません。これは運次第ですが、計画的に合わせられるのであれば、そういう便にするのも方法の1つと言えます。

飛行機内での赤ちゃんの泣き・ぐずり対策まとめ

  • 飛行機に乗る前には赤ちゃんを疲れさせておく
  • ミルクやオムツなど生理的欲求はフライト前に満たしておく
  • 座席に座ったら隣近所に挨拶しておくと好印象
  • 見たことがない新しいおもちゃをいくつか用意して飽きさせない
  • タブレットなどで映像やアニメ・子供向けアプリも効果的
  • 日系の航空会社なら、おもちゃや絵本の貸し出しサービスもある
  • バシネットを効果的に使って赤ちゃんに寝てもらう
  • 赤ちゃんが寝そうな時間帯の便を選ぶことも視野に

低月齢の赤ちゃんなら疲れさせて眠ってもらうことを前提に、8ヶ月~2歳くらいまでなら、興味にあるおもちゃなどを使って飽きさせないようにすることが大切です。それでも泣くときは泣いてしまうので、その時は腹をくくって周りに配慮しながらあやすようにしましょう。