妊娠中の海外旅行について

妊娠中の海外旅行って行ってもよいのでしょうか。ずいぶん前から海外旅行を予約していたのに、つい最近妊娠がわかったなど、旅行をどうしようか迷ってる方も多いと思います。ここでは妊娠中の海外旅行についてや、注意点などをご紹介したいと思います。

妊娠したら海外旅行は控えましょう

最初にこれを言ってしまうと、これでこのコンテンツはおしまい・・・ということになってしまいますが、結論としては「妊娠したら海外旅行を避ける」ことは言うまでもありません。我が家も家内が妊娠したときは、海外や飛行機に乗ることはしませんでした。

ただネット上の情報を見ると妊娠中の海外旅行については賛否両論です。「私は行った!大丈夫だった!」という人もいれば、「海外なんてとんでもない、家でゆっくり過ごします」という人も・・・
口コミや質問サイトでも「妊婦は海外旅行に行ってもいいですか?」という質問に対して「Yes派」と「No派」が激しくバトルしていますね。

YES派を否定するわけではないですが、私の場合、妊娠したら海外旅行はやめておいた方がいいと思います。いくら母体を気遣ってプランを組んだとしても、海外旅行は疲れます。疲れてストレスが溜まれば、流産や胎児異常の可能性は否定できません。

ほとんどの妊婦が海外に行ってもまず問題はありません、でも一掴みの人たちが、帰国後、または旅行中に流産してしまったというのも事実です。

海外は子供が大きくなってから一緒に行くという楽しみに取っておきましょう。海外に行く分を国内の旅行に使うというのも手ですね。温泉や旅館などでゆったり過ごすほうがリラックスできるはずです。

どうしても海外旅行に行きたい場合は妊娠4ヶ月~5ヶ月くらいがベスト

どうしても妊娠中に海外旅行に行っておかなければならないケースもあると思います。子供ができたらある程度大きくなるまで海外旅行なんて行けませんからね。

妊娠安定期に入る5ヶ月頃になると、つわりもおさまり、お腹もあまり大きくなく動きやすいので、海外旅行を強行するというのであれば、妊娠4ヶ月~5ヶ月頃がよいでしょう。

妊婦が海外旅行へ行く際の注意点

必ず担当医師と相談

妊娠3ヶ月であろうと、7ヶ月であろうと妊婦には変わりありません。海外旅行を計画する際は、必ず産婦人科の医師と相談するようにしてください。状態によっては「絶対だめ」「条件付きでOK」などアドバイスをくれるはずです。

ただ、それで何かあっても医者を恨むことはできません。お医者様も最終的には自己責任で行ってください。ということは念を押すかと思います。

内緒で勝手に行くのだけはやめておきましょう。

長時間のフライトは避ける

長時間の飛行機は妊婦にとってストレスがたまりやすくおすすめできません。長くても4~5時間で到着できる範囲の場所がおすすめですね。ヨーロッパやアメリカなどは12時間近くかかりますから、どうしても行くのであればビジネスクラスなどゆったりできる席を確保するといいですね。

エコノミークラス症候群に注意

妊婦は一般の人と比べると、エコノミークラス症候群になりやすいと言われています。頻繁に飛行機内では立ち上がるなりストレッチをするなり、体を動かすようにしましょう。

変な病気をうつされないように

海外では感染症などにかかるリスクが高くなります。健常者でも大変な思いをしますが、妊婦が感染してしまうと母子ともに危険な状態になることもあります。マスクの着用など、免疫力低下には十分注意しましょう。

ハードな旅行プランは避ける

海外旅行となると、あちこち行ってみたいというのが本音ですが、一か所にできるだけゆったりできるような旅行プランにします。リゾートホテルなど、ホテル内の施設だけでも十分楽しめるような宿を選んだり、移動距離が少なくて済むようなツアーにするなど、できるだけ体の負担が少ないような予定を立てることが大切です。最近では妊婦用のツアーなどもあるようです。

疲れたりおなかが張ったら即休む

どんな日程を組んでいるにしろ、疲労が出たりおなかが張ったら即休憩を取ることが大切。予約したオプショナルツアーをキャンセルしてでも母体を気遣うことを優先しましょう。

もしもの時の準備や資料も

海外では言葉が通じないため、万が一のときにも意思疎通が難しい場合があります。妊娠していることを相手に伝えるフレーズや、母子がどのような状態(何週目など)になっているかの資料などを現地の言葉で翻訳したものがあるとよいでしょう。

妊娠8ヶ月以降は早産の可能性もある

法律上は妊娠36週(妊娠9ヶ月)までなら医師の診断書がなくても飛行機に乗ることができます。
しかし、だんだんお腹が大きくなってくるにつれて、早産などのリスクもあり、普段日本で生活していても注意しなければならない時期となってきます。

妊娠8ヶ月以降に飛行機に乗って海外旅行に行くのは、はっきり言って無謀行為といえるので、緊急事態をのぞき、飛行機に乗るのは遅くとも7ヶ月くらいまでを目安に考えましょう。

ちなみにアメリカで早産となり、手術に入院になった場合、数千万円かかる可能性もあります。

妊婦は海外旅行保険の治療費適用外になる

一般的な海外旅行保険の場合、妊娠や出産に起因する治療費は保険の適用外になります。要は妊婦さんでも転んで怪我をした治療費は支給されますが、転んでおなかの赤ちゃんに悪影響が出て、治療したお金は出ませんということです。

極端な例ですが、妊婦がハワイ旅行中に破水出産し、1億円超の治療費を請求されたというケースもあったようです。

もともと海外での医療費が高額になるため海外旅行保険に加入しますが、妊娠に関する治療費は支払われないため、万が一海外で治療や出産となると、金銭的にとんでもないことになります。

特別な保険に入ることで妊娠21週までなら保険適用になるプランもあるようですが、ほとんどの保険は海外で生むと実費対応になります。ヨーロッパやアメリカなどではびっくりするほど高額なので、注意してください。

また日本の保険では妊娠22週以降に対応した保険プランはないので、行くのであれば21週まで(5か月)にしておくと、何かあったときでも金銭面に苦労する必要もありません。

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妊娠中の海外旅行について

  • リスクを考えると妊娠したら海外旅行は控えた方がよい
  • どうしても行くのなら妊娠4ヶ月~5ヶ月くらいがよい
  • 長時間のフライトは避け、妊婦に合わせたプランを立てること
  • 妊娠8ヶ月以降は絶対にやめておこう
  • 海外旅行は医師と相談することを忘れずに
  • 海外旅行保険の適用外となるので、高額治療費覚悟で

安定期である4~5ヶ月でも、ノーリスクで行けるとは限りません。キャンセルできるのであれば妊婦の海外旅行は控えたほうがいいでしょう。どうしても行く場合は妊婦の体調に合わせながら無理のないプランを立てることが大切です。保険など金銭的なリスクも伴いますので、十分理解した上で海外旅行を楽しんでください。