海外旅行に持っていくスーツケースの大きさについて

海外旅行用のスーツケースにはさまざまな大きさがあります。短期旅行に大きいスーツケースを持っていけば邪魔になりますし、長期旅行でお土産もたくさん買いたいのに小さいものでは荷物が入らなくなります。スーツケースは宿泊日数や荷物、お土産の量に応じて最適なサイズを選ぶことが大切。 ここではスーツケースの大きさと、宿泊日数の目安などをご紹介したいと思います。

スーツケースの大きさは大きく4つのカテゴリに分かれる

スーツケースの大きさ選びの基準となるのは容量であり、小さいものは30L程度のものから、一番大きなものでは100Lを超えるものまであります。
厳密な定義はありませんが、スーツケースにはS・M・L・LLの4つのサイズに大きく分かれており、各メーカーごとに更に細かく分類されている場合もあります。目安とてして4つのカテゴリの中から選ぶようにしましょう。

※厳密な線引きや定義はされていないため、メーカーやショップの表記とは高さや容量の線引きが違う場合もあります。

Sサイズは1~2泊程度で荷物が少ない短期旅行や出張向け

Sサイズは容量が35L前後のもので、高さが55cm前後のスーツケースのことを言います。荷物はそれほどたくさん入りませんので、1~2泊程度の短期旅行や国内旅行向けで、且つ荷物が少ない場合におすすめです。

また容量が30L程度で、高さ+幅+奥行きが55+40+25cm程度のスーツケースは飛行機の客室へ持込めるサイズもあり、SSサイズと呼ばれています。

SサイズやSSサイズはコンパクトな反面、生活用品や着替えなどアレコレ入れてしまうとすぐいっぱいになりますし、お土産などを入れるスペースがないのがデメリット。必要に応じてサブのバッグなどは用意しておきましょう。

Mサイズは2~3泊を中心に幅広くこなせるおすすめサイズ

Mサイズは容量が45L前後のもので、高さが60~65cmのスーツケースのことを言います。機動性と容量のバランスがいいため、2泊3日程度の短期旅行では荷物のほかにお土産なども入れるスペースを確保できます。 韓国や台湾など、近場で短期の海外旅行であれば最もバランスが取れている大きさとも言えますし、女性の方でも扱いやすいサイズです。短期旅行なら是非このサイズをご検討ください。

Lサイズは1週間程度の中長期旅行や、荷物が多い方向けのサイズ

Lサイズは容量が55~80L程度のもので、高さが75cm前後のスーツケースのことをいいます。1週間程度までの中期旅行もこなせるほか、短期旅行であってもたくさんのお土産が収納可能であったり、2人分の荷物をまとめて入れることも可能。 買い物をメインとした旅行はもちろん、さまざまな旅行に対応できるサイズです。「今回は短期旅行だけど、今後はもう少し長い旅行も考えている」という方も、大は小を兼ねるということで、検討してみてはどうでしょう。

LLサイズは1週間以上の長期滞在向け

LLサイズは容量が80L~120L程度もので、高さが概ね80cm以上のスーツケースのことを言います。スーツケースの中では一番大型なカテゴリーになり、たくさんの荷物を入れることができる反面、移動や取り回しが困難なので、女性には少々辛い大きさかもしれません。

1週間を超える長期旅行や、買い物がメインとなる旅行、短期旅行であっても家族連れやカップルなど大人数の荷物を1つに入れるにも便利です。大型のスーツケースは100Lを超える容量のものも多く、荷物の入れ過ぎによる飛行機の預け入れの際の重量制限に引っかかる場合もります。重量制限は航空会社やクラスによってもかわってきますので、重量制限内に収まるようにしてください。

家族やカップルで行く場合は

家族やカップルなど、親しいグループで海外旅行へ行く場合は、荷物をシェアしてスーツケースの大きさにメリハリをつけるのもいいでしょう。例えば大荷物担当のパパや男性の方は大きいLサイズやLLサイズのバッグを担当し、ママやお子様、女性の方にはSやMサイズなど小さいスーツケースを担当します。複数の荷物をうまく分けながらシェアすることで、効率よく海外旅行に行くことができるはずです。

入れる荷物や持ち運ぶ人の力量の応じて、スーツケースの大きさを変えて担当するのもおすすめです。

スーツケースのサイズを選ぶコツ

大は小を兼ねる

荷物が少ないからと言って、何も考えずにSサイズのスーツケースを購入してしまうのは考え物です。LLサイズとまでは言いませんが、今後のことも考えてMやLサイズの必要性もシミュレーションしてみましょう。小さいサイズで長期旅行は無理ですが、大きいサイズで短期旅行は可能といえば可能です。

衣服の量を基準に考えて

海外旅行の荷物で多く場所をとるのが衣服。旅行日数もそうですが、寒い地域へ行く場合はオーバーやコート、防寒着など予想以上にかさばります。衣服の量と相談してサイズ選びをするとよいでしょう。

帰りのお土産スペースも考える

帰りはお土産などを入れることができるスペースも考えなくてはいけません。ある程度手荷物でも可能ですが、手で持つにも限界があります。どんなお土産をどのくらい買うかというのもある程度考えて、帰りの荷物スペースも考えてサイズを選ぶとよいでしょう。

海外旅行に持っていくスーツケースの大きさについてまとめ

  • スーツケースはS・M・L・LLの4つのカテゴリにわかれる
  • SSサイズの一部は飛行機内に持ち込めるサイズもある
  • 単に宿泊日数だけで判断せず、訪問地や荷物、お土産の量も加味する
  • 迷ったら一回り大きいサイズを買っておくとよい
  • 家族やカップルの場合は、大きさにメリハリをつけて荷物をシェアする

スーツケースの大きさは、漠然と宿泊日数だけで選びがちです。いざ入れてみたら全部荷物が入らないとなることも… とくにお洒落に気を使う女性は衣服を中心に荷物が多くなりがちです。お土産のスペースなどもよく考えてサイズ選びをしてください。