海外旅行に持っていきたい重要書類や顔写真など

海外旅行に持っていきたい重要書類や証明写真など

これからご紹介する準備書類などは、本来は使いたくない準備品の1つです。海外旅行にはパスポートだけ持っていけばよいと考えている人も多いようですが、もし盗難に遭ってクレジットカードやパスポートなどがなくなってしまったら、あなたはどうしますか?

万一何かトラブルが起きた場合でも、必要な書類をあらかじめ準備しておけば、現地での届けや申請がスムーズになる場合があります。ここではいざという時のために、海外旅行に持って行ってほしい重要書類やコピー、控えなどについてご紹介いたします。

海外旅行保険の保険証券

海外旅行保険に加入された方は、必ず海外旅行保険の保険証券を持って海外旅行に行くようにしましょう。 病気や盗難、万一のトラブルに関しても連絡先などが記載されており、適切にアドバイスしてくれます。
保険証券以外に保険会社から送られた保険の冊子や手引き、ガイドブックなどもあれば一緒に持っていきましょう。いざという時に焦らないように一通り目を通しておくとよいでしょう。

尚、保険証券は契約後1~2週間で郵送で手元に届きます。直前で契約すると保険証券が手物に届かない場合があります。インターネットなどで申し込みを行うと、オンライン上で保険番号が確認できたり、メールで詳細が確認できるため、スマートフォンなどがあれば保険証券の代わりになることもあります。

いずれにしても保険会社にすぐ連絡ができる準備をしておくことが大切です。

運転免許証など顔写真付きの身分証明書

運転免許証は海外でレンタカーを借りる際などに必要になりますが、パスポートをなくした際に「帰国のための渡航書」を発行するための本人確認書類書類として使えますので、顔写真付きの身分証明書は携帯しておきましょう。

運転免許証がなければマイナンバーカード(通知カードは不可)や船舶の免許証など、国が発行している顔写真付きの身分証でもOKです。顔写真付きの身分証を持っていなければ、戸籍謄本(発行から6か月以内)を1部もっておくようにします。

パスポート用の証明写真

海外でパスポートを紛失し、「帰国のための渡航書」を発行したりパスポートの再発行のときに証明写真が必要になります。初めての海外旅行で6ヶ月以内に写真を撮られた方なら、パスポートを作った再に余っている写真があると思うので、それを持っていくとよいでしょう。

海外の証明写真は日本と規格が違う場合があるため、なかなか思い通りの写真に仕上がらない場合もあります。また、渡航先に写真を撮る設備がすぐあればいいですが、ない場合はあちこち探し回らないといけないので大変です。
万が一のために日本でパスポート用に撮影したものを用意しておくとスムーズです。

重要書類のコピー

原本はもちろんですが、パスポート・航空券やホテルの予約票・保険証券などのコピーは各2部ずつ用意し、手荷物とスーツケースなど分けて保管しておきましょう。原本を失くした際や再申請がスムーズに進む場合があります。

各種緊急連絡先

何かあった先にすぐに連絡できるように、緊急連絡先を準備しておきましょう。スマートや携帯電話の電話帳に入れておくのも1つの方法ですが、端末を紛失したら全滅するので紙のメモなどに書いて別保管しておきます。
緊急連絡先として控えておく電話番号には以下ようなものがあります。

クレジットカード会社(海外サービスセンター等

クレジットカードが盗難に遭った際に、無効化をさせるための手続きを行います。

海外旅行保険会社(何かあった際の緊急窓口用)

トラブルに遭った際に海外旅行保険会社に連絡してアドバイスをもらったり、トラブルを報告する際に使います。通常は保険証券に連絡先が記載されていますが、証券ごと紛失・盗難したりする恐れもあるので、別にメモしておくとよいでしょう

海外旅行先の大使館・領事館の連絡先

海外旅行先から最も近い日本大使館や領事館の連絡先を把握しておきます。パスポートをなくしたらそこまで本人が行って申請しなければならないので、場所も把握しておくとスムーズです。

外務省の緊急連絡先

万が一日本大使館に連絡が取れなかったり、緊急事態として連絡を取りたい場合などは外務省に緊急連絡先が設けられていますので、チェックしておきましょう。

携帯電話会社の連絡先

携帯電話やスマートフォンを盗難・紛失された場合は電話回線が悪用されることもあります。SIMカードの利用を一時的に中断できるように、携帯電話会社の連絡先も把握しておきましょう。

海外旅行に持っていきたい重要書類や顔写真などまとめ

  • 本来はこれらの持ち物は使わないことが一番である
  • しかし万が一のために持って行っておくと安心でスムーズ
  • 海外旅行保険の保険証や冊子は必ず携帯する
  • 免許証などパスポートの替わりとなる身分証を持ち、別々に保管
  • 重要書類のコピーがあると何かに役立つ可能性あり
  • 証明写真は日本で撮ったものを持っていくとスムーズ
  • 万一に備えてカード会社や大使館などの連絡先を控えておく

本来これらの書類は使わないことが一番なので、せっかく用意したものが無駄になってしまうこともあります。しかし、何かあった時にはとても役立ちますから、安易に要らないと思わず、お守りの意味で準備するようにしてください。