海外旅行保険とは

みなさんは海外旅行に行くための保険には加入しているでしょうか。

海外旅行中のトラブルは他人事ではなく、いつ自分に降りかかってくるかわかりません。例えばバッグを盗まれたり、旅先で病気やケガをしてしまったりなど、旅にトラブルはつきもです。海外旅行保険は、このようなトラブルが発生した際に、金銭的な負担を補償してくるもので、海外旅行に行くときは是非加入してほしい保険です。

ここでは、海外旅行保険に入るとどんな補償を受けられるかを中心にご紹介したいと思います。

海外旅行保険は海外旅行の金銭的トラブルに特化した保険

保険と言えばさまざまなものを思い浮かべますよね。病気やケガ、死亡したときにお金を受け取れる「生命保険」や、運転中の事故にかかったお金を補償してもらえる「自動車保険」、家が火事や風水害などに遭ったときに補償してもらえる「火災保管」などが身近な保険でしょうか。

海外旅行保険もそんな「損害保険」の1種であり、海外旅行中の事故やトラブルなどに対し、お金で補償をしてもらえるサービスです。

海外旅行中にはどんなトラブルに見舞われるかわかりません。現地で大けがをする可能性もありますし、荷物を盗まれてしまうかもしれません、ホテルの備品を誤って壊してしまったり、飛行機が遅延してその日に帰れなくなるかもしれません。

海外旅行保険に入っていることで、さまざまなトラブルに見舞われても一定のルールに従って補償金が受け取れるのが最大のメリットと言えます。

海外旅行保険でどんなものが補償される

それでは実際に海外旅行保険に加入することで、どんなものが補償されるのでしょうか？

海外旅行保険にはさまざまプランがあるため、料金や内容によって補償内容や補償できる範囲は変わってきます。よるあるトラブルのケースとしては、以下のようなケースで補償されます。どれもあまり起きてほしくないことですが、金銭的な負担を保険会社がしてくれるのは頼もしいですね。

損害死亡補償

旅先で事故や事件に巻き込まれて負傷したり、死亡したりするような場合に保険金が受け取れる。 もらえる金額はけがの程度、後遺症の有無などによって変化します。

治療補償

ケガや病気で入院した際、治療費や入院費が補償される。日本へ戻ってからならともかく、現地の治療費や入院代は健康保険の適用外になることが多く、とんでもない金額が請求されることもあります。

賠償補償

ホテルの備品を壊してしまったり、引いているスーツケースで駐車場の車に傷をつけてしまったり、誤って相手にケガを負わせてしまった場合などの修理代や慰謝料の補償。

携行品補償

旅行中にスリや盗難に遭って荷物がなくなってしまった場合や、落下により壊したものを補償してくれる。カメラやスマホにも適用されますが、1回あたりの限度額などが決まっており、全額を補償できるものではありません。また財布の中に入っていた現金やカード類は対象外です。

寄託手荷物遅延補償

ディレイドバゲージ（飛行機の預け荷物の遅れ）による補償。補償の金額は遅れた時間によって変化します。

飛行機遅延補償

飛行機の遅れによる損害や、宿泊ホテル代などの補償。

各補償の詳しい説明や実際の事例などはこちらでも詳しく紹介していますので、どうぞご覧ください。

保険料はどれくらいかかる

保険料は行先（国）や滞在期間・補償の充実度によって変わってきます。渡航規制が出ているような危ない国や治安の悪い国では高くなる傾向にあります。相場は1日当たり500～1,500円程度で、日数が長いほど割引になる場合もあります。

ちなみに1週間のハワイ旅行の場合、1人3,000円から5,000円程度が相場で、充実した補償内容であればあるほど保険料も高くなります。

クレジットカード付帯の保険はしょぼいものが多い

「海外旅行保険なんて、クレジットカードに付帯しているもので十分じゃないの？」そう思う人もいるかと思います。

確かにクレジットカードにも海外旅行保険が付帯したものがあります。しかし、かなり制限があったり、自動付帯になっていなかったり、補償内容がしょぼいものが多いので、特に年会費が無料など安いクレジットカードほど役に立ちません。

ゴールドカードなど、それなりに上級会員のカードなら補償内容も充実しているものが多いですが、カードの種類によってかなり補償内容が変わるので、海外旅行保険の代わりとして安易にクレジットカードを作るのは考え物です。

しっかりその補償内容を確認したうえで、クレジットカードの保険を使うようにしてください。

※別途海外旅行保険は加入しておいたほうが、24時間日本語サポートなど何かあった時のサポート力が全く違います。

病気やケガの補償と賠償責任補償が充実しているものがよい

海外旅行でお世話になる確率が高く、また高額の費用が発生するケースとして多いのが、現地で病気やケガを負い、治療や入院などをすることです。

海外では目玉が飛び出すほど高い治療費を請求されることもありますから、これらの補償額が充実しているものがおすすめです。

また誤って備品や他人の物を壊したり、相手にケガをさせたりしたときの賠償補償もしっかりしたものを選ぶといいですね。

結局海外旅行保険の加入は必要？

自信を持って「絶対入ってください」と言います。何かあってからでは遅いですからね。数千円の保険料をケチって、数百万の請求をされたらシャレにになりません。

そのほか、盗難や飛行機遅延による補償などもありますから、さまざまなトラブルに対応してもらえることでしょう。

おすすめ・・・ではなく必ず加入しましょう！

海外旅行保険とはまとめ

結論からいいますと、海外旅行保険は加入してください。クレジットカード付帯のもので頑張るという人は、事前にどの程度補償してくれるのかや、サポート面もしっかりチェック。病気やケガの補償が充実しているものを選ぶようにしてください。