飛行機にベビーカーは持ち込めるの?

海外旅行先でも小さいお子様を乗せて移動するのに、ベビーカーがあると便利ですよね。しかし、飛行機にベビーカーって持っていけるのでしょうか?
「機内持ち込み?・預けるの?・そもそもベビーカーって飛行機に積めるの?」いろんな不安があると思いますが、ここではベビーカーを飛行機に持ち込めるのかどうかについてご紹介いたします。

ベビーカーは預け荷物として扱われる

飛行機に乗る際、持っている荷物は主に「機内持込み荷物」と「預け荷物」の2つに分けられます。機内持込み荷物とは、自分の座席まで持っていける荷物のことで、預け荷物はチェックインの時に預け、到着先の空港で受け取る荷物のことです。

貴重品など小さい荷物は手荷物として機内に持ち込み、着替えや日用品などはスーツケースなどに入れて預けてしまうのが一般的です。

ベビーカーについては、航空会社によって規定が違うことがありますが、原則として機内の持ち込みは不可で、チェックインカウンターで預け荷物として手続きをします。

一部の航空会社では、小さいベビーカーに限り機内への持ち込みを許可しているケースもありますが、機内での使用は禁止しているため、ベビーカーをわざわざ持ち込むメリットが何もありません。機内へ持ち込んでも邪魔になるだけなので預けてしまうようにしましょう。

スーツケースなどの預け荷物は、チェックインカウンターでそのまま預けてしまいますが、ベビーカーに関してはチェックイン後も使用することができ、最終的に搭乗ゲートで預けることができる空港もあります。

空港によってはベビーカーを貸し出してもらえるので、貸出サービスがあるのであれば、チェックイン時にベビーカーを手放してもいいかと思います。 空港の状態などによっても変わってくるので、チェックインの際に貸し出しがあるかどうかや、ない場合は搭乗口まで自分のベビーカーが使えるかどうか確認するといいでしょう。

搭乗口で預けた場合は、到着後も優先して返却してもらえる場合があります。 このようなサービスは航空会社によって変わってきますので、事前に確認しておくといいでしょう。

ベビーカーは預け荷物の重量制限とは関係なく無料で預かってもらえる場合が多い

一般的には飛行機に預けられる荷物の重量には1人あたりの制限があり、例えば「預け荷物は23kgまで」など、無料で荷物を預かってもらえる枠があります。当然この重量を超えてしまうと別料金が発生してしまいますが、ベビーカーは「無料」となっている航空会社が多く、重量制限に引っかからないケースがほとんどです。

23kgの制限の場合、例えばベビーカーが5kgであった場合でも、荷物は17kgまでにする必要はありません。ベビーカーは別としてお考えください。

ベビーカーを預けるときの注意点

ベビーカーは、空港内で貸し出しサービスも行われているため、チェックイン時に預け荷物としてベビーカーを預けてしまう乗客も少なくありません。 預ける場合は以下の点に注意しましょう。

おもちゃ・ストラップ・フックなどは外しておく

外れたり、壊れたりする恐れのあるものはあらかじめ外しておくようにしましょう。特におもちゃやストラップ・フックなどを後から取り付けている方は、必ず外しておくようにしてください。

連絡先を記入したタグを取り付けておく

ベビーカーもロストバゲッジとなり、遅延や行方不明になる確率が0とは言えません。必ず名前や連絡先などを記入したものを取り付けておくようにしてください。

汚れや傷が気になるようならビニール袋を用意

航空会社によっては、ベビーカーを預ける際にビニール袋で保護してくれる場合もありますが、気になるようならビニール袋を準備しておいてもよいでしょう。

安くて軽いベビーカーを新調するのもおすすめ

航空会社によっては、かなり乱雑な扱いをすることもあるようです。車いすやベビーカーなどは一応取扱い注意品になっていますが、日系以外の航空会社では怪しいと言われており、「壊れた」という話も聞かれます。破損したら補償してもらえることもあるようですが、手続きが面倒ですし、せっかくの海外旅行が台無しになってしまいます。旅行用のコンパクトで小さい安物ベビーカーを新調するのもいいかもしれません。

飛行機にベビーカーは持ち込めるの?まとめ

  • 機内への持ち込みは不可、預ければOK
  • 空港や航空会社によっては搭乗口まで使用可能
  • 無料貸し出しサービスなどもあるので、上手に利用する
  • ベビーカーは荷物の重量制限とは別枠・LCCも無料で預けられる
  • いくつか注意点があるので、預ける前に確認しておく

ベビーカーは飛行機に積むことができますが、機内への持ち込みはできません。荷物の重量とは別枠なので、気にせず持っていくことができるでしょう。しかしトラブルの声も少なからず聞こえるので、海外旅行のように一時滞在であれば、安い壊れてもいいようなベビーカーを用意するのもいいですね。上記を参考に上手にベビーカーを持ち込んでみてください。